ID : MBA00013740 |
Designer : Hermes |
Sold
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size |
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W42cm H32cm H10cm |
condition |
表面に若干の風合い変化が生じておりますがヴィンテージバッグとしては十分に綺麗なコンディションで持ち手に劣化もございません。形状変化により現状は空の状態では自立できませんが、御使用に応じて元に戻るかと存じます。 |
2001s Hermes box calf plain tote bag
90年代か00年代中期におけるHermesのトートバッグとして不動の存在感を発揮していたバッグクリエイションにおいても特出してカジュアルに特化したプロダクト、キャンバス素材を御認識の方も多いことと存じますがこちらはよりエレガントな存在感をおのずと発揮するレザー仕様かつよりスペシャルなアウトポケット設計の一品、かつ5サイズあるうちの上から2番目の大きいサイズという希少個体となります。
Hermesなりのエル○ルビーン宜しくのTHEなカジュアル設計ながら各所に光るプロダクトデザインとしての精査性及びHermesらしいさりげない品の良さはやはり唸らざるを得ません。口がガバッと開いているからこそパッと物を入れてパッと物を取り出せるという使用感は様々な御人にとってポジティヴではないでしょうか。ガンガンと使って良い意味で気を使わない究極的に“日常の存在”、そんな素敵過ぎる未来が目に浮かびます。
なおこちらのボックスカーフ素材は軽くて丈夫というポテンシャルによって以前よりHermesバッグプロダクトの定番的な素材でしたが、同時に傷がつきやすいという点からある時代よりバッグ素材に用いられなくなっていました。しかし1997年にHermes Femmeのデザイナーに就任したマルタン・マルジェラが“傷が付くから良いんじゃないか”という理由で一時的ではありますが再度バッグ素材として採用されたのです。ゆえにこちらは“その時代だからこそ生まれることができた“ボックスカーフのカジュアルトート、物静かながら確かに上品な面構えの根底にはそんな素敵なリミテッド要素が含まれていたのでした。弊店も傷が付くから良いんじゃないかという意見、心から賛成です。