まぁ無い / Diary970
11.5.2021

ここ最近はアイテムを見れば大体年代の推測が出来ていたのです。例えば、こちらとかこちらとか。自分でも若干気持ち悪いなと思いましたが、今まで誇張無しに何百回と映像を見てきましたので、ある程度のシーズンの特色は頭に入っているわけです。
 

 

が、今回はんんん?  1995 年春夏辺りかな?といつも通り今までの経験測と照らし合わせて調べたのですが、無い。。血眼になってランウェイ開始の 1992 年の春夏から目を通してみましたが、やはり無い。。コットンベースなので春夏で間違えないと思い絞って調べましたが、無い無い。。95 年に怪しいのは一つ発見したのですが、秋冬で綿100%は無いだろうと、あってもウールの混紡だろうと。。まぁ無いこと。

インナーでの着用の為確認できないものもあるのですが、稀にあるんですよね。ランウェイ開始前のお品が。

80 年後期から 90 年初期と推測されるニットウエアですと弊店では 1992 年のファーストランウェイのお品は今まで不定期ながらご案内はさせて頂いていましたが、それ以前にあたれば初見になるかと。

 

 

均等なピッチの針抜きを胸元から変化付けたニッティング。個人的に V ネックラインから流れるようにフロントへ繋がる二本の針抜きが非常に個人的に好きです。

 

 

ロック処理風に仕上がったヘムライン。こちらも一つデザインに見えて好ましい。

 

 

また袖に備わるポケットのデザイン性が素晴らしく気の利いています。鞄持たずの私には有難い。こんな風に煙草を入れたいです。。(ロングですっぽり収まりました)

 

 

late80s – early90s Dries Van Noten cotton sweater

コットン混ですので、今時期は一枚で、秋冬はインナーにもと汎用性の高いお品。また、このオールド・ローズカラーも非常に他のお洋服とも合わせやすい色味に感じます。ダークトーンのジャケットとか、最高ですね。今の気温でしたら、リラックス感のあるホワイトトラウザーに茶系のローファーでラフに着て頂きたい願望です。

春夏お楽しみ頂けるニットの有用性、やっぱりドリスのニットウエアは総じて素晴らしい。

 

 

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Styling / Diary969
7.5.2021

制限を設けていた訳では無いのですが、いつからか自分のスタイリングのリミッターが解除されたような。どことなく生産国でまとめていたり、ミリタリーにワークはちょっとな、とか一つのスタイリングにデザイナーズウエアを複数点入れると気持ちが落ち着かない時もあったり。ここ数年は色や形から入るのである程度の内容は無視してはいたのですが、そこも関係無く今は何となく好きなものを好きなだけ着たい、そんな気分です。ゴール(系統)や線引きされた中に結果的にいるのであれば、準ずるところは準じて好きな部分に応用が効けば、考えることなくそれが自分のスタイルなんだと改めて、本日スタイリングを考えながら思いました。究極を言うとシャツをタックインするのが正義だとしてシャツを出すって行為が肘をついてご飯を食べるように思えたり。そのフィルターで見てしまうと、その行為って他者から見ると不快なんだろうな。なんて考えすぎると良くないの方へ行きそうで。。でも、正解が無いのがお洋服の世界だと思いますので、制限されずに自由にが正解なんだと思います。なんか結果よくわからないことを言っていますが、今回のスタイリングが今も今後も気分何だと勝手に感じています。

 

 

シンプルに 自分だったら がテーマです。それぞれの相性、仮にちぐはぐでも自分が生活する上で過ごしやすい、特に今の気候ですと夜間はまだまだアウターが必須なのでその点においても丁度良さを考えてみました。その中でもジュエリーは必須。と言いますか、もう何かしらの問題が起きなければ外せない指輪も増えたので。絶対的にあった方が楽しいですよ。

 

 
 

 

80s Best Company selling style jacket

1998s Dries Van Noten pullover long shirt

60s French railway worker trousers, Dead stock

70s George Jensen plane silver cuff bangle

60s David Andersen enamel ring

 

 
 

 



50s French work denim coat

90s Hermes linen shirt

70s George Jensen hematite ring, Design by Hans Hansen.

1988s Jean Paul Gaultier wide trousers

60s George Jensen silver cuff bangle

 

 
 

 

80s Gianni Versace cotton cardigan

1993SS Dries Van Noetn open-collar shirt

KARIM HADJAB NZ Argile trousers



50s France silver ring bangle

60s David Andersen enamel ring

70s Jacob Hull pewter agate ring

 

 
 

 

60s Levis 501

70s J.M.Weston Chelsea boots

1988s Hermes homme blazer

80s Best Company mock neck sweater

New arrival, Tiffany silver chain bracelet.

さらっとでしたが明日お披露目致します。

 

 

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デザイナーの味付け / Diary968
5.5.2021

今回のDiaryは表題に関して。

 

 




 

 

例えばテーラードジャケットという分野に時代ごと即したスタンダードが在るとして、そのスタンダードに沿って構築するのがテーラー専門の職人やメーカーだとしたら、それに独自の味付けを加えるのがデザイナーの仕事 ( 役割? ) ではないでしょうか。メーカー素味とデザイナー味付けに大きな差異があり、そしてデザイナーによって醤油を用いる人がいたりオリーヴオイルを用いる人がいたり香辛料を用いる人いたり、薄味がいたり濃い味がいたりと人それぞれで異なる味付けが楽しく興味深くかつ全てが正解である無垢な世界で、メーカーもデザイナーも等しく同等に稀有で良し悪しなんて定められません。これもまた こうでなければいけない が存在しない自由な世界です。

 

私は年次によってメーカーの素味が軸になることもあればデザイナー味付けが好みの軸になることもあって引き続き無節操を楽しんでおりますが、今年の春になってからはめっきりデザイナー味付けを好んでおります。

 

 

 

 

 

そうなるとこちらがまた強刺激。1988年に製作された Hermes homme の一着で、デザイナー,ヴェロニク・ニシャニアン女史の在籍初年度の一着なのですが、現在でも続く彼女のクリエイションにおけるテーラードジャケットの傾向と大きな違いがありまして、それは男性性の主張性なのですが、特に特に強く封入されています。ちょっと表現が難しいのですが、男っぽいと言えばそうで男臭いと言えばそうなのですが充分ではなく、映画のゴッドファーザーっぽいとも言えばそうなのですが、それでもまだ不充分。クラシックでまとめるのもアンフェアで、うーん、、、
“ この時代における Hermes homme ( =ニシャニアン女史 ) は、男性はこう在ってほしいと思っていたバランス ” と申しますか。。。
 
テーラードジャケットにおけるデザイナー味付けは、特にその好みであったりフェチズムであったりロマンティシズムであったりを如実に現すように思います。ユースカルチャーが好きだから未完成の体型を好む人、純粋にモデル系のスーパースキニーボディが好きな人、筋肉のゴージャスなオーラを好む人、建築物が好きなので独特過ぎるバランスな人、誰にも読み解かせないミステリアスな人、良い意味でその点に執着しないので時代に即した素味を採用する人、そもそも時代に即した素味が好きな人。どの味付けも楽しいです。そのバランスはそれこそデザインなので、ボディバランスによってはビスポークで身体にほぼ100%沿ったジャケットよりも身体に全然沿っていないデザイナー味付けの方が格好良く成るなんてことも全然あり得るかと。
 
そしてこちらのヴェロニク・ニシャニアン最初期数年間特有の男性性の強主張。ショルダーはより強く広めに、着丈も長めな強い印象で、結果的に可動域は広めで、よりダンディでマッチョでパワフルでセクシーな男性像に成るようにと演出補正が施されているのですが、柔らかい素材表情や繊細な曲線構築、イタリー・サルトリアの手縫いを駆使したテクニックなどによって、しっかりフレンチモードによる・メゾンによる・そして時に優しく時に鋭く社会を捉えるファッションデザイナーによる一着に仕上がっています。
 
ニシャニアン女史の根幹には、決して派手ではないものの気の利いた着こなしやアレンジやさりげないアイテム選びで装いを楽しんでいた父の存在があるそうです。この男らしくどっしりと頼りがいがありながらも優しく柔和な背中には父の姿が重なるのかしら?なんて思ったりもします。あと、何かに似ているなぁと思ったら彼女が修行したセルッティの80-90年代クリエイションのムードでした。
 
その主張が強い味付け+ダブルブレスト+ブレザーですからね。まぁ面白いですし、身体と心にフィットしたら最強のスリーシーズン・マスターピースです。

 

 

 

 

 

1988s Hermes homme double breasted blazer.

ちなみに私が最近デザイナー味付け ( 濃いめ ) が楽しい理由はお客様とお話していて気付きました。コーディネートの自由度が高いからです。

 

 

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