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ファッションは愉しくなくてはいけない / Diary660
23.1.2019

こちらでも綴らせて頂きましたが私は “ 停滞する ” ことに強い危機感と違和感と、もっと言ってしまえば嫌悪感と恐怖心がございますので時間を見つけては街を彷徨い刺激を求めるようにしておりまして、やはりこの生業ですので自身への服飾目線でのそれがどうしても多くなってしまい 2019 年においても変わらず行動しているものの、今年はまだ何にも出逢えておりませんで非常に心が寂しいのですが、彷徨い歩いている時は折に触れて, そして SURR などの空間にて御客様方と過ごさせて頂いている時には本当に常に、心の奥底から強い感情 ( ある種の願いに近しい ) が単純明快な表現にて湧き上がり空間に噴出されます。やはり ファッションは愉しくなくては

そう、愉しくなくてはいけません。ファッションは愉しくなくてはいけないのです。この点は理論性も論理性も不要でそう感じるか否かの感覚のみでして、私は何かを伝えたい時や表現する際に活字を用いることが多いのですが、しかしながら, いやだからこそ感覚を主軸とする御方に対して以前より大いなる羨望心を抱いておりまして、とはいっても人には得手不得手と適材適所がございますので今となっては正々堂々活字を用いておりますが、やはり変わらず感覚主軸の皆様方は憧れの的でしてその感情はこれからも変わらないと想います。いるのですよ、野生動物のような方々が。純真無垢に心から尊敬致しております。

しかしながら ファッションは愉しくなくては という点に関しては私にとっても感覚のみですのでそう言葉にさせて頂いている時はなんとなし心が若返っているように想えるほど, そもそも想うこと自体が愉しい感情でして、旅の道中でも新たな出逢い, 驚き, 唸り, 時に斬新過ぎるがゆえに笑いなど、沢山ではないものの何度かそれらの感情を味わえる旅の度に “ そうそうこれこれ。やはりファッションは愉しくないと ” と心の奥底にいる純真無垢 ( と願います ) な福留 健太がひとりごちるのです。この度御提案させて頂きますのは前述ですと最後にあたります 斬新過ぎるがゆえに笑ってしまった 一着です。

 

 

“ E だ。E と∃ だ ”  この愉しい愉しいポケットに想わず笑ってしまい、またも怪しいアジア人の風体をパリの街で晒してしまいましたが、愉しい感情は致し方ございません。1960 年代にフランスにて構築された本品は元々着飾るためではなく広義においてスポーツやレジャーの分野に属する衣類ではございますが、しかしながら, いやだからこそ注ぎ込まれたそれらは、だからこそ純粋に強い求心力を獲得するのだと想います。そもそもとして合理的ですし無垢な美しさを有する形状なのですが、私は遊び心 / 傾き心として感じてなりませんで堪りません。“ こうするとポケットが E になるな ” “ そうしたらこっちは ∃ だな” “ “ HA HA HA ” ” というやり取りは無かったと想いますがその可能性がゼロではないところ、夢想を許してくれるヴィンテージの懐深さ。余談ですが、∃ は〇〇が存在することを示す “ 存在記号 ” という種類だそう。GOOGLE で調べましたが解説を読んでも頭が微塵も理解受け付けてくれませんで、またもや無学に散りました。来世精進致します。

 

 

 

 

 

 

 

60s French hunting jacket.

目的性が狩猟らしい可動域ですが、構築に際する丁寧な心配りを全方位に感じられる仕立てから美しい立体感による丸みが飛行機乗りの羽織りを連想させる研ぎ澄まされた洗練性を、それこそ 御愉しみ 頂ける一着ではないかと存じます。引き続き手前どもは “ 小売店舗 ” であることの誇りを胸に、収集用としてではなく資産としてではなく着て愉しむためのもの, 愉しいという感覚を抱くための服飾品の御提案に精進致します。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
info@surr.co.jp

 

 

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ヴィンテージの個とモードの個 / Diary659
22.1.2019

服飾史には永い歴史がありますので当然の如くいち人間が全てを見つくすこと, 網羅することは叶いませんがゆえに、向き合い続けることで初めての逸品に出逢うことができるという現実と経験に基づく事実が、私にとってヴィンテージの世界 / アンティークの世界に魅了され続けている大きな理由の一つで、今回の一着もその心躍る出逢いでした。ミリタリーにおける細分化の一つにドレス ( =礼服 ) のという区分がございまして、式典参加時における正装的な意味合いから人前に出るという広義的な意味合いまで様々在るなかでの本品は後者に属しまして、そもそもの存在としては認識していたもののミリタリースタイルとしてのそれに一個人的な印象としての現代性を感じておりませんでしたので、これまで幾度か出逢ったとて皆様に御提案することはございませんでしたが、ある日の英国で出逢えたそれは私にとって初見であると共にそれまでの非選択材料を凌駕する要素にて構築されておりましたがゆえ、このように初めて皆様に “ バトル・ドレスジャケット ” という種別を御提案させて頂くことが叶いました。

 

 

 




それまでに私が認識していたものとは明らかに異なる襟の形状とポケットの位置によって “ ミリタリーにおけるドレス ” から脱却した良い意味での一般的な衣類の装いに加えて、王室直属の冠に相応しい素朴で上質な素材の選定と所属部隊における象徴色調である青みがかった特殊な灰色。ヴィンテージ / アンティークの個とモードの個を “ 重ね合わせる ” という行為ならびに捉え方には極めて繊細な課題がございまして、容易に叶うこともあれば安易に行うことで双方のあるべき魅力を打ち消しあうことになりますし、時にそれぞれを切り離して考える / 捉えることでそれぞれを直線的に味わうことができるという愉しさがございますので 適正かつ適宜に, なにより安易に行わず の指針を大切しておりますが、 こと本品におきましては元々の英国式バトル・ドレスジャケットが持つ特性に前述の要素が調和することにより、私にとって明明白白にモードな一着と相成りました。なお、属性としては英国軍王室直属空軍のバトル・ドレスジャケットとなるのですが、私のような若輩者が初見ならまだしも元々所有していたその道 30 年のミリタリーヴィンテージ専門家様が初見というのは大変に珍しいことなので、氏がそれを物語る際に子供のように無邪気な眼をしていたことがとても印象的でした。

 

 

 

 

 


50s British royal airforce , battle dress jacket

ミリタリーにおける礼服かつ王室直属の背景とあってそれこそ明明白白に由緒正しき仕立て職人による一着ですので、紳士服的観点における純粋な美しさを第一印象に、純粋な紳士服としてのモードな個として捉えて頂けましたら幸いです。余談ですが 1/14 にミラノで行われたランウェイにて、私が現代のファッションデザイナーとして心から尊敬する二人のうちの一人が発表した中に本品を彷彿とさせる装いがあり嬉しく想うとともに強烈に心打たれました。取り急ぎ 2019AW にも愉しみができ一安心。

 

 

SURR by LAILA 福留

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探し物は見つかりますか / Diary658
21.1.2019

 

わたくし目に視えるものしか信じない頑な性格の持ち主ですので多神教な此の島国において見守って下さる神様も居なければ風の噂なんかはグレーゾーンに敷いてる情報編に引っかかり、そうはいってもオドロオドロしいカテゴリーは2度ばかり目に致しましたので気が触れていなければ有り難い経験で御座いましたが、例えば占い、というスピリチュアルな未来予知体験などわたくしの稚拙な頭脳で振り絞ろうと理解に到達できるフィールドではない、と確信しておりまして、食わず嫌いと謂いますか、それは経験したことがないから然うなのではありませんか、と問われれば全く以て其の通りでして、実のところ当たる当たるとわたくしの狭い世界で囁かれている其の御方に自身の近未来を視て頂きました。正月明けの事です。

 

 

なんでも九紫火星という九星の一つのようで、憶えているのは2019年は2月3日から恐ろしいほど運気が良くなるという事、こちらから動かなくとも女性の方から歩んでくるという願ってもない情報を頂戴、人生本当に生きてて良かったと頑な性格が崩壊した瞬間で御座いましたが、前方だけではなく四方八方に注視しなければなりません、さもなければ秋頃に女性関係で失敗をしますと謂われまして、ゴクリと唾を呑み込みました。今のところ歩んで来られる女性の影すら見当たりませんし、帰り道は後ろを振り返っております。

 

さらには “探し物が見つかります” という嬉しい御言葉も頂戴し、占いも悪くないではないかと街の中華料理屋で一杯やりました。私事が多い連日で何かと恐縮しておりますが、探し物というのは更新というサイクルではなく常に不動かつ追加される希求物でして、すぐに見つかる物はリストから赤線をシュッと引けるのですが、そう容易く往かぬ物ならばリストの上の方に取り残されるもので、グレーゾーンに引っかかる情報網もせっせと手繰り寄せております。

 

 

 


 

リスト上の方でインクが薄れている項目その⑴ キャップトゥダービーのブーツで御座いますが、キャップトゥであれば良いという話でもなく街履きとして最適なダービーでなければなりませんし足首を護る7ホール以上のブーツスタイルでなくてはならず、先日此方で綴らせて頂いた雑記と同様、【道具】と【旅】というキーワードないしポテンシャルを無意識的に求めている希求対象に圧倒的確信をもってピントを絞っているキャップトゥダービーのブーツで御座いまして、履き物としては硬い石畳のうえでも容赦なく音を鳴らせる屈強物である必要と長い長い旅であれば時間経過と酷使にも耐えうる頑丈物でなければなりませんし万が一の事態にも修理が効く応力に加え、深いトラウザーを履きさえすればレストランでワインも頂ける懐なんてネガティブ要素がまるで御座いませんで、キャップトゥという特性とダービーという快適性とブーツという防御性を街の中でたっぷり可愛がれるデューティーギアをポジティブに捉えない理由など、見当たりますか。

 

 

 


 

わたくしが敬愛して已まないJ.M WESTON社の個体御縁とも相成れば本日のDiaryを綴らせて頂かない選択肢も見当たりませんで、探しても探しても探しても見当たらない同社提案のキャップトゥダービーのブーツはグレーゾーンの情報編にかかっている希望すら持てず、手繰り寄せてもミドルグレーなもんで、歴代作品の揺り起しも見られる(気がする)現在の同社提案にひっそり期待を寄せてはおりますが四方八方に注視しながら残酷なほど機会すら得られず、わたくしの中では幻の履き物に昇華されている其の対象物とはいえ、ただひたすら運がないだけかもしれません。履いた者にしか解り得ない足首周りの心地よいホールド力、パッケージのようなショートノーズのコンパクト感、端正に打ち込まれたブローグ、1970年代革質の艶かしさといったらブラッシングとキメの細かい布巾で拭うだけで瑞々しくとろけるような質の感を得られる様子にいつもながら完敗しておりますが、正直申し上げると磨く行いや“光らせる”行為を好まないわたくしはドレスシューズ不適合者の印を押されそうで、そもそも【道具】の意味性が完璧な落し所なもんですからキメの細かい布巾でも拭えない性癖という事で前を向いておりまして、雨だろうが台風だろうが花粉だろうが地に足を付けて進んで往けるフランス同社の履き物に深く深く感謝している常日頃と、いつぞや身を投じようと考えている世界への厳しい旅に持って往く履き物をただ1足と決めているキャップトゥダービーの其のブーツが、フットワークが軽快なショートブーツであれば、J.M WESTON社の御作りで収まるならば、街の中を力強く踏み締めて往けるならばと強い意志を貫いて参りましたがつい先日、8ホールのブーツ獲得に至りまして、キャップトゥではない妥協点を上回る性質を感取した(気がした)もんで一応安心したつもりでおりましたが、本作との出逢いによってリストの上の方で薄くなっている横文字を太書きする事に致します。占いの先生、探し物は見つかりますか。

 

 

 


70s J.M.Weston cap toe short boots

 

 

 

 

 

 

SURR by LAILA 小林

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