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1987-1992s Jean Paul Gaultier collection / Diary710
26.4.2019

 

 

小売店業を営む弊店においてお取り扱いをさせていただいている其々に対し私が何よりも重きを置いておりますのは謂うまでもなく、其々との対話 で御座いまして、其々へと自ら入り込もうとする能動的潜水 で御座いますので、大体をもって没入し、創り手の声や着用時代の匂いや其々が今どのような心境で居られるのか真実を知ろうとする意識の傾注、大変烏滸がましいですが総じた努力、というのは決して緩めてはならず、緩めた瞬間シャボン玉のように萎んでしまい死んでしまいますしSURRという小売店空間で小売業を営む我々の存在意義も遥かに死んでしまいますので、シャッターを切りながら、たっぷり時間を注いで各部検分しながら、神保町の古本店をノックしながら鋭い意識の刃を向けるわけですが、そこには各国に点在するコレクター様、ディーラー様、一般収集家様、エトセトラとの対話やら念じて叶った喜ばしきや金銭を支払いたくなるほど絶大な情報など、文頭からの運びを適えて下さる主人達には常に感謝せねばなりませんし、ときにSURRという小売店空間に向けたセレクション業に精神を捧げる福留という人間からナニカを受け取らねばなりませんし、共有せねばならんこともありますし、そのために社外空間の場で数ヶ月に一度酒を交わす機会もありますし、プロフェッショナルレディースに御酒をついでいただく機会も御座いますが、ここまでの運びの最終目的であり最上目的となるは謂わずもがな、皆様に御伝えする で御座いまして、皆様に愉しんでいただく、で御座いまして、その基底には我々も知り、我々も愉しむ、という必然性も追随しますゆえ、やはり感謝の日々でありまして、よりロマンティックに “ ファッションを愉しんでいただきたい ” エゴという名の萌芽を全的にオープンしたとしましても例えば目の前の1着へ深く潜りますと、その連続する日々に曜日を忘れるほど没入しますと、 “ ファッションの愉しさから遠のき, ただの衣服となる ” いよいよヴィンテージ衣類小物を商とする小売店主体から遠のき、ただの男となる瞬間、ただの探究者となる刹那、その一瞬を永久に受け入れてしまうとファッションの愉しさを懇求し、追究し、創り続けたメゾン / デザイナー様に対する不行儀と成り “戻らねば” と息をのむ時々もある中で、殊、Jean Paul Gaultierという主人が精作するJean Paul Gaultierという衣服達に限っては、どれほど真意に迫ろうと、意識の刃を向けようと、深いところまで潜り続けようと視えてはこない真の意は、自己推定にて恐れ入りますがフレンチシズム・アンティークに加わる巨大な+α、詮ずるところの “ 創作 ” なのだろうと憶いますし、そこまでしか視えず、だからこそ愉しく、だからこそ美しく、勝手ながら未だに “ 戻らねばならないところまで往った事がない唯一の創作主 ” で御座いますゆえ、 “ 戻らねばならないところまで決して辿り着けない唯一の創造主 ” で御座いますゆえ、セレクションへと旅支度をする前の閣議に際し、必ず名があるJean Paul Gaultierでありますし、平成最後の編集とさせていただくは最終目的であり最上目的である “ ファッションを愉しんでいただきたい ” 願いを込めまして、Jean Paul Gaultierの創作7体、御披露目で御座います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1987-1992s Jean Paul Gaultier collection
 
4 / 27 (土)12:00 〜

 



New arrival, 1992s Jean Paul Gaultier gillet

 

 


New arrival, 1990s Junior Gaultier oversized textile shirt

 

 


New arrival, 1987s Junior Gaultier oversized striped shirt

 

 


New arrival, 90s Jean Paul Gaultier leather gillet

 

 

 

 


New arrival, 1992s Jean Paul Gaultier cotton shirts jacket

 

 


New arrival, 90s Jean Paul Gaultier leather,suede & unborn calf joint knit

 

 

 

 


New arrival, 1990s Jean Paul Gaultier cotton tailored jacket

 

 

 

 

SURR by LAILA 小林

03-5468-5966
info@surr.co.jp

 

 
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ファッションは愉しく美しい / Diary709
25.4.2019

弊店には 僭越ながら静かにじっくりと強く御提案したい と想う区分や世界が幾つかございまして、そのうちの一つは 2017AW 期に始まったのですが、それはこれまでに多くとも年間 5 着という文字通り静かな御提案でしたので、これまた自分の不甲斐無さを噛み締めずにはいられないものの、年間 5 着ほどしか出逢えないそれら全てから私にとって最大の原動力である ファッションにおける最上の力 を絶大に感じることができたり、その製作者の半生を描いた音楽劇を体験し帰国後すぐに幾人かの知人に “ 私には能力も権力の無いからお願いだ、その音楽劇を日本でも開催させてほしい ” と酒の力を借りずとも, もちろん借りたならなお強く懇願したり ( ただいま公式サイトを確認しましたら、引き続き PARIS 公演と LONDON 公演のみでございました ) 、時に “ その音楽劇のためだけに御旅行を是非 ” と心から申しあげさせて頂いたりを経て、心折れることなく現在に至ります。

御提案数の少なさは私の実力, 努力不足と並行して “ 良縁を結んでくれる所有者が一人しか居ない ” というのが現段階での要因でして、既に服飾史に深く名を刻んだ人物であるがゆえ氏のヴィンテージピースはある程度存在するのですが、 ( あくまで私の判断基準において ) 最上の力を感じられる出逢いがあったとしても、それはモードの世界における他の製作陣と同じく全て女性のための品でして、逆に申しあげますと一回の旅でそれらの女性のための品には安定した周期で出逢えることは、それらがその存在感に相応しい品位で評価されていることを示し心から嬉しく想うのですが、心寂しいことに氏の男性のための品のおける私にとって最上の力が感じられる出逢いは、 PARIS の中心地にショールームを構える穏やかで優しい一人のコレクター様のもとでしか叶いません。

こちらで綴りましたテディベアやスケッチの逸話などの喜怒哀楽溢れる半生を描いた音楽劇の最期に氏がモニターに現れ、声高らかに “ ファッションは愉しい!ファッションは美しい! ” と終幕の言葉を口にした時、私は泣きました。とてもとても幸せな気持ちで泣きました。そして封切り二日目とあってか幕切りの際にピカソと同じくな縞模様に身を包んだ氏本人が壇上に現れ、それはそれは熱狂致しました。社会に属する様々な物事と同じくファッションの世界にも明るい側面とそうでない複雑な側面が表と裏で綺麗に合わさり互いに作用しあっておりますが、私はその明るい側面の中でも最上の純真で無垢な想いの力の強さを、今後も盲目的なほどに信じて愛し続けます。

 

 

 

 

 

Coming soon
1987 – 1992s Jean Paul Gaultier collection.

これまでと同じく独自性 / 独善性に溢れた一着の服として強い品々につき引き続き弊店にとっても “ 全ての御客様方に等しく御提案できる ” と捉えていない存在ですが、そこに後ろ向きな感情は一かけらもなく、ましてや強い愛 ( 偏愛 ) を無意識的に極限までに胸を張って注いでしまう存在でして、何よりどのように捉えて頂けたとしても、どこかしら何かしら大なり小なりで全ての御客様方に等しくファッションは愉しく美しいと想って頂けると確証の無い確信を強く強く抱く存在が Jean Paul Gaultier 。 4/27 ( 土 ) 12:00 より一挙に御披露目させて頂きます。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
info@surr.co.jp

 

 


and more.

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世界は平和に廻ると思うのです / Diary708
22.4.2019

 


 

1980年代から1990年代ミラノを中心とするユースカルチャー【Paninaro / パニナロ】について幾度かご説明させて頂いてはおりますが、米国に憧れを抱いたシニョーレが市民へ向けて開始したプロジェクトはマーケティングの成果と謂うにはいささか疑問も残る “ 浅さ ” と謂いますか、採用されていたロゴやテキストには大変ディープな精神性があるのだろうと約2年間研究を重ねましたが得たひとつの回答は “ 意味なんてない ” ゆえの “ 浅さ ” で御座いました。イタリアで育った彼らの巧みなカラーチューニングセンスと、日に焼けた肌と、高い身長と、隣を歩く美しい女性と、あるいは制限性のない色彩選択や瑞々しいカラーパレットはサンバビラ広場を鮮やかに彩り、彩りを構築する【Paninari / パニナリ=個人】へ衣服提供を続けた栄養元こそ【Best Company】カルチュアの支柱的存在と申しますか、そもそもハウスネームも気が触れてるとしか謂いようがないのですが、とにかく英の語を使用したい少年のような無垢さや欲望が渦巻くテキストセンスは本当のところ皆無と謂って宜しいのではないか、無様に単純で偏狭で初見より見解はあまり変わりませんが砕いて申し上げましても、驚いた,なんてダサいのだ!!(褒めております) と思わずにはいられないパニナロというより同社の個体印象ですが、その抗えようもない純真さに加わるイタリア本国の徹底した製作背景や産地を拡大させることなくミニマルに収める社的意向も一躍を担い当時を愛するシニョーレに多く見られる収集家、マニアックコレクターの存在は我々の頭を悩ませるばかりで、彼らの収集導火線に火を付けた功績者こそ,時に英国のスポーツメーカーで多面的に才能をアウトプットしていたコントローラー【Olmes Carretti】その存在はあまりにも大きく、あまりにも濃く、同氏が情熱を注ぎ続けたテキスタイルはどれも決然としたもので、全体の構成から染色糸まで操縦する統制者としての才、ブランディングの舵取り、カラーチューニングの術、製作への落とし込み、当時の時流でしっかりドライブするディレクションの巧みさ、当時の評価以上に迸るなにかを感じるのは彼がメインパーソンとして躍動していたまさにBest Company同社で御座います。だって無いではありませんか。この様子で産地がイタリアですよ、が通用するディープフィールドなんて。

 

 

 

 

 

パニナリのクローゼットを構成していた主要成分がカラフルなコットン・スウェットやウールセーターに加え大概を占めていたブルージーンズの存在はやはり硬く、デザインソースが米国からのインプットの他,アウトドア・タッチな都会活動着も目につく同社表現の中で、ブルージーンズへ注がれるエネルギーには絶対的な質量が御座います。あるいは当時市民に愛されていたジーンズという名の穿き物にはゆったりとしたヒップバランスから脚軸に沿うテーパードの急激性,レッグフォルムの一貫性が存在し、それは国柄をストレートに顕すほどのマテリアルと存じながら同社製作の其れ等には偶発的に誕生した物体のように独立したエナジーと申しますか、非人工的な温かみと申しますか、水量調節をしたように魅せかける非デザイン性と申しますか、その非計算性が共通項に浮かび上がるように総じてカントリータッチな運動的バイオリズムという印象を肥大させていく一方な私的見解とはいえ、それは同国他社の功績軌跡を辿りますとより明確にくっきりと浮かび上がるのではないだろうかと憶うわけでありまして、産地本場のBest Company by Olmes Carretti製作ブルージーンズというカテゴライズは実のところもっとスケールが大きく、同年代頃に多く見られるヨーロッパ産ブルージーンズという拡大解釈で腑に落とすほうが馴染みも宜しいように、馴染みが宜しいようなブルートーンですし、ファッション・モードから最も遠い民衆的な香りが鼻を突くものです。

 

 

Levis社ワークトラウザーの一種701のヒップパターンのように魅せて其処までドラマティックではなく、おそらくバックポケットがただ巨大なだけではあるまいかと憶いますし、全体として基底要素が伺えない独特の着用リズムはスタイリングなど意図した瞬間敗北する気配が御座いますので是非とも無の心領域にて常用頂きたく存じますし、経験的推測で恐れ入りますが洗い込むとゆっくりとフラットに落ちて往く主張性も都会性もないエイジングとその非成熟未来に希望を持つ御方など100名いたら5名程の物好きと失礼ながら憶いますがいずれにしても、Olmes Carretti氏 唯一の魅せ処 “ 刺繍采配 ” 成るバックポケットの表現物にはハッとさせられた刹那、わたくしが勝手に認識している稀少種バードコレクション(鳥が主役の刺繍表現)がまさか犬に殺生されているとは哀しいとかモラリティがどうとかそんなお話ではない大変ディープな精神性があるのだろうと熟考に熟考を重ねて得たひとつの回答は “ 意味なんてない ” とお決まりの終着点ながら例えば解釈変更で道端で倒れていたバードがドッグに助けられている図として如何でしょう、平和に参ろうではありませんか。そんな珍品を強引解釈でマイジーンズに認定する御人が世界中に1名はいらしても、やはり世界は平和に廻ると思うのです。

 

 

 

 

 

 


New arrival, early90s Best Company blue jeans design from Olmes Carretti, Dog help the bird

 

 

SURR by LAILA 小林

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