Royal Navy / Diary007
17.6.2014

本日は新作から、とある一品を紐解きます。

 

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イギリス軍に存在する『ロイヤル』を冠した部隊

それは王室直属を示します。

 

主に貴族出身者などが属したそこでは、支給されるウェア等も一般部隊とは異なり

デザインはもちろん製造元に至るまで (ジャケット等であればテーラー職人が手掛けていたりと)

なにせ特別。

 

それゆえに、時にミリタリーとは思えないデザインであったり

息を呑むほど贅沢なハイスペックであったりと、滅多に出会えないものの

その度に大きな刺激を与えてくれる特別なミリタリーウェアから、この度はトラウザーズを。

 

 

 

 

 

 

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Royal Navy’s work trousers

 

ロイヤルの海軍で着用されていたこちらの位置付けはワークパンツ

ミリタリーのワークパンツというのも、言葉遊び的な新鮮さがありますが

ディティールを掘り下げると なるほど な要素があちこちに。

 

 

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フロント 2 : バック 1 : サイド 2 のTTL 5ポケット。

サイドのフラップは利便性の高いマジックテープ。

 

最も特徴的なウエストのドローコードは、ニット編みの立派な作りで

着用時に垂れ下がる際には腰回りのワンポイントとして、

良い意味での違和感を醸し出してくれます。

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撥水性の高いコットン素材は、極めて耐久性が高く

へヴィーデューティーを目的に選ばれた事は一目瞭然。

 

上質や高級感という方角ではなく、リアルクローズの方角を向いているにも関わらず

何故だろうか、そこはかとなく漂う“ 品 ” はやはり、

ロイヤルの高いポテンシャルの証明だと思います。

( この部分は申し訳ありませんが、適格に表現できませんでした )

 

 

 

素材のはり感が生み出すシルエットは

ストンと落ちる素直なテーパード。

 

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機動力を求めた結果のワイドシルエットは、男性的な 強さ / しなやかさ を表現してくれますが

それをよりモードに変換するために、オーバーサイズ をご提案しております。

 

ちなみに、真っ直ぐモードには変換できないかと。

 

これはデザインソースのソースたるゆえんですが、

元々の目的がファッション以外のベクトルだった場合、その気配が高い確率で残ります。

ですが、それを理解したうえでモードやハイファッションとして、今のスタイルに編集するという解釈が

多分きっと、一番面白い。

それが何であれ、その編集は確実に心躍らせてくれるはずです。

 

今回に関しては、時にワークを存分に匂わせてしまうようなギリギリのコーディネートに振り切っても

格好良いと思います。

その際はワンポイントで充分ですので、ハイエンド要員をお忘れなく。

 

 

 

 

まぁいずれにせよ、何回穿いても次の姿を期待させる底の見えないポテンシャルが

明日もこれに手を伸ばさせることでしょう。

 

 

 

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90-00s British Royal Navy’s work trousers

 

 

 

そして 貴方の頭上に 閃きという名の 光が輝くでしょう。

 

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