ノンノンノン、ウィウィウィ / Diary1018
15.11.2021

先日の11/13に第二号店となる DE CHIRICO (キリコ)が無事オープン致しました。御来店くださった皆様方ならびに様々御尽力くださいました関係各所の皆様方に心から御礼を申しあげますと共に、今後の御引き立てならびに御愛顧を心よりお願い申しあげます。

一応ここに記させて頂きますが、ここの筆者である私(福留)は DE CHIRICO の店頭には居りませんので御安心くださいませ。ならびに以前にここの筆者であった DE CHIRICO ディレクター鈴木は今後ここで何かを書かせて頂くことは無くなりました。彼は皆様方への最後の御挨拶が情報解禁日時との兼ね合いで叶わなかったことを(自律神経がぶっ壊れているなぁ、な顔しながら)悔やんでましたが、今後機会ございましたら DE CHIRICO 店頭などにてお時間頂戴できたらと思います。
 

 

先日の新作群では勝手ながら DE CHIRICO の設立記念的な4点を御披露目させて頂きましたが(自分で仕掛けておいて自分で祝すのも変ですね)、その中になんとかDiaryに書きたいと思うのが2点あり、イコールそれはこの生業における最大自己矛盾である“旅立ってほしくない”2点だったのですが、そのうちの1点が叶いましたので記させて頂きます。

いつからか感じ始めました、スタイルの自由度がどんどんと高まっている と。そういえばいつからかしらと思ったので記憶を探って、Aちゃんがブランド〇〇を気になると言っていて以外だった⇒その話はあそこのカフェで聞いた(私はクロックマダムをAちゃんはクロックムッシュを食べた)⇒その後Aちゃんが見たいと言うので一緒にウェストン本店に行った⇒その後ロンドンのDSMで実物見たかったランウェイピースを見に行った⇒そのランウェイを特定 の順で“いつ”に辿り着きましたが2016AWでした。思っていたより昔。体感ではここ2・3年だったので。
 
スタイルが自由に成っている。ファッションの垣根が無くなっている。これには色々な論点がありますが、自分のスタイルやファッションを楽しむという点では本当に良いことであると。ファッションを選ぶ際にもスタイルを構築する際にも楽しんで頂ければ、そしてそれが自由であればあるほどに良いと、品物を世界中から選んで御提案させて頂く我々は切に思います。その御姿を拝見していて、その空間と時間を共有させて頂けて心から光栄です。私は私自身のファッションもスタイルも自発的に狭めていますし自由であるにも関わらず致命的に柔軟性が欠如しているので一層に羨ましい。心の中ではいつも指をくわえている状態なのです。
 
ですから一昨年よりも去年、去年よりも本年(2020年と2021年でより大きい格差を感じます)でより一層スタンダードで遊べてクラッシックを楽しめて何よりエレガンスを崩せるようになりました。いや、もはや崩すではなくそれが普通ですね。パーカーフードが出てて普通、スウェットパンツやジーンズで普通。前から普通だったかもしれませんが、それ以上に普通。
それが普通に成れば成るほど、自由であればあるほどスタンダードやクラッシックやエレガントをお楽しみ頂ける機会が増えますもの。楽しいし素晴らしいじゃあないですか。

 

 

 

 

 




スタンダードながらさりげなく御洒落でスパイシーだった父の背中から影響を受けたのでしょうか、特に強調されたショルダーライン。初めて紳士服の世界と本格的に触れ合い修行したイタリーモードに敬意を払ったのでしょう、まるでガウンのように引き延ばされたフロントバランス。1988年に就任してから現代に至るまでクリエイションの軸を一貫し続けてきた、女史の「私はデビューから今に至るまで同じ小説を章を増やして書き続けている」という言葉が視覚的に理解できる不変の極みでありながら、各所にパーソナリティーをさりげなく品良く匂わせるのは、やはり女史の初期クリエイションだからでしょうか。

 

 

 

New arrival, 1990s Hermes homme pure cashmere chesterfield coat.
 

チェスターコートがかっちりした印象?ドレッシー過ぎる?着こなしにくい?革靴じゃないと?⇒ノンノンノン。
チェスターコートってベーシック?ミッドナイトブルーカラーって不変的?カシミアって気持ち良い?⇒ウィウィウィ。

 

 

 

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