Coming soon… / Diary935
11.1.2021

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。まだまだ油断ならない状況下ですので、引き続きご自愛下さいませ。今年も宜しくお願い致します。

 

 

さて、フード付きトレンチコートを今回はご紹介させて頂きます。まず、フードの在り方について私はまず、無い方がいいとおもっています。なぜなら無い方が恰好良いからです。と、最初から、商品を否定的な目線で書いてしまいましたが、単純そう思っていましたし、フード付きのアウター私のクローゼットに恐らく無いし、今後も手に入れるかは不明です。(ダッフルコートには賛成派です、ずっと探しています)しかし、今回の一着はあった方が面白いと感じてしまう程、外せたら尚良いと思ってしまう私にとっても、本品は理想的な一品です。

 

 

肩章の代わりにフードを付けたのかな?なんて想像が膨らみます。また、ガンフラップは飾りになります。フロント全て閉めた際、独自のガンフラップの在り方は一つのデザインとして非常に面白いです。

 

 

着脱可能なフード。ここまで正統的で色味や造りがロイヤルエアフォースコートよろしくな構築にフードをプラスしたデザイン性。なんでしょう。ミリタリーウエアよりミリタリーを感じる、無いもの生み出す、リファレンスとバランス感は流石の一言。

 

 

フードにボリュームがありますので、隠れていますが、しっかりバッグヨークも配置。

 

 

ミリタリーディテールならではの襟裏も山折りのステッチワークが。マテリアルは綾目が目視出来る程太番手の糸を使用。ドリルですかね?この生地感も元辿れば英国軍から生まれています。英国軍では夏用に綿を採用していましたが、秋冬コートに採用するドリス氏の変態性、非常に興味深い点です。

 

 

6 本のステッチワーク、ミリタリーが本当に随所詰まった一着です。レザーバックルに若干のエイジングがありますが、2000 年と言ってももう 21 年前、80s が 40 年前と考えるともう立派です。自分も歳を取ったと改めて感じます。。

 

 

腰辺りまで深めのセンターベントに 2 プリーツ配置された独自のデザイン性。 非常にデザイン性、スタイリング性の高い 99 – 00 AW コレクションのコート類にも採用されていました。羽織り、行動している時がプリーツやベントのダイナミックな揺れ動きを感じて頂けます。

 

 

ウール混の軽量且つ、柔軟な質感の裏地。ミッドナイトブルーの裏地とネイビーブルーの表地とのトーンバランス。保温性の高さは今時期、非常に助かりますね。

 

 

Coming soon , 2000s Dries Van Noten hoodie trench coat .

恐らく 2000AW と推定しています。ミレニアムな年でしたので、男女合同のランウェイとなりました。しかし、ウィメンズとメンズの比率が 7 : 3 程でしたので、メンズはほんの一部しかお披露目されていないのです。。1999AW に採用されたディテール、翌年の 2001AW トレンチコートのシルエットバランスを見ても、この年代で恐らく間違えは無いかと。90 年初頭のオーヴァーサイズから中期から後期に掛けてナチュラルなシルエットバランスに変化し、ミニマムで身体に沿わせる 2000 年代初頭のクリエイションは過去の尊重しつつも、時代と共に変化したドリス氏らしいモダンなバランスを御愉しみ頂けます。
 

  

 

追伸 : ポケットに手を突っ込もうと思いましたら、まだしつけ糸が付いていました。タグを見ても、全体を通しても非常に綺麗なコンディションですので、ご興味御座いましたらお問い合わせ下さいませ。

また、着用画像は自然とフードを外していました。なんだかんだ無い方が好きなのかもしれません。が、あった方がいいと感じて頂ける逸品です。

 

 

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