ギリギリ / Diary907
31.8.2020

今日は何を書くか。

と朝から考えた結果、過去の某デザイナーのコレクション動画をぼーっと眺めていました。スタイリングの参考に、とはいかない程濃い、装飾的な内容でしたが、偶然先ほどいらしたお客さまとそのコレクションについてお話が繋がり、偶然って面白いなっと。耳から鼻に付けるチェーンってどこに売ってるんですかね?
 

 
 

 

さて、話は変わりますが、先日久方ぶりに映画館で観たかった作品をやっと観れまして。以前にもお話しましたが、ホラーやスリラーばかりを観ているのであまり爆笑と言いますが、声を上げて笑うには無縁なのですが、その映画は田舎のミュージシャン3人の内1人が不運な死を遂げるのですが、目撃していた2人がそれを隠しながら生活をするシリアスな内容にも関わらず、随所に笑いを誘うようなシュールな展開が織り込まれていまして、考えれば題名がそのままなのですが、すっかりやられしまいました。流石 A24 (製作会社) 。その劇中の衣装なのですが、素晴らしく”いなたい”。内容の面白さに夢中になってしまいましたが、なんか田舎臭さが妙に格好良く映る場面もあれば、どこにでもいる人の恰好に見える事もあり、その塩梅とはと考えた際に答えが出ませんでした。田舎暮らす、自然の豊かな環境で観る衣類と都会で観る衣類とはでは明らかに見え方が違うのか?とも考えてもみましたが、もっとパーソナル部分な様な気がして。と何度考えても時間が過ぎるので本題に入りたいと思います。前述の映画にも精通する様に感じた4点。ふと垣間見える恰好良さと言いますか、良い意味でギリギリな雰囲気が何か惹き付けられるショートジャケット。私は自転車通勤なのであまり着丈の長いものより今回の様なショートジャケットを日常的に着用していまして、単調になりがちなスタイルに何かバリエーションがあればと思っていましたのでとても丁度良いラインナップ。柄や色、形。どれをとってもバランスの良い4点ですので、気兼ねなく生活を共にするには申し分ないリアルさをご推奨致します。
 

 

50s French spots jacket

U.Sでは無くフランス製。ギャバジャン好きの私の胸を打つ裏無しの一枚仕立て。イタリアンカラーの襟元に、ポケットはフラップ付きの片胸のみの配置。着丈はショートでは無く、腰回りを覆う程の長目の設計にこれまた袖丈の始末も溜まらない一品。グレー、ブルー、グリーンの中間色と中々見つからない構築も洒落てます。

 

 

60s France checked jacket

個人的に秋冬に着たいタータンチェック。大判では無い細かな格子によって、主張性は残しつつもスタイルに落とし込みやすい一着。ややオーヴァーサイズな構築やヘムに絞りの無い直線的なラインもまた現代的に、新鮮に映えます。ギリギリです。

 

 

40s French work coverall jacket

まず、色が良い。グリーンベースのカラーがエイジングされた一着。フレンチカヴァーオールの中でもあまり見ないカラーリングに変化しています。所々に手縫いによる修繕が見られますが、それもまた良いのです。こなれた雰囲気が映画に出て来そうな味のある一着。

 

 

50s French railload workers jacket

フレンチワークウエアらしい茄子色にショートレングスにも関わらず9個のフロントボタンが羅列する独自のバランス。鉄道関係者に向けた強靭なドリル生地にハリの残るモダンな一着。

 

 
 

 

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