column006_思うこと / Diary097
20.1.2015

先に申し上げておきますが、今回のエントリーに結はございません。場合によっては起承転すら無いかもしれませんが、あしからず。それでは参ります。

 

弊店に通ってくださる方々はそれはそれはファッションを愛していらっしゃり、度合いの大小はあれど見事なマニアック揃い。そうなってくると気になるのは “ どのような経緯でそう成られたか ” なのですが、行き着く質問の一つに 『 身内に服好きは居るか否か 』 がございます。
これに対しましての YES はおおよそ半数といったところで、ご両親が,兄弟姉妹が,叔父叔母が,など導く者が存在するようです。服飾業に従事しているか否かは関係無く、独自の感性を有したそれらマスターによる、厳しくも優しい修行を経た(であろう)方々は、やはり独自の審美眼とスタイルをお持ちです。また、例え直接的な手ほどきを受けておらずとも親類に感性豊かな人物がお一方でもいらっしゃるというと、やはり遺伝子的要因を感じずにはいられません。
何より素晴らしいのは、師から弟子へ引き継がれる品々。「 父の時計です 」「 祖父の指輪です 」 etc. ヴィンテージの本質的な存在価値の一つであるそれは、いくらお金をかけても手に入れる事が出来ないマスターピースに間違いなく、上記の質問に対して NO と答える私にとって、マスターの存在もマスターピースの存在も羨望以外の何物でもありませんが、願っても叶わないので前を向く事にしています。

 

マスターの存在がお在りの皆様、黄金の体験と記憶をぜひ大切にしてくださいませ。

 

平々凡々な人生を過ごしてきた絶賛志半ばの私ですが、それでも本能的に好ましいファッションアイテムはありますので、もし服飾的遺伝子があるのならば自分から創めようじゃありませんか。アナキンだって独自にフォースを育んだのですから。まぁ暗黒面に落ちますけどね。彼は彼、我は我ですから。

 

 

やはりオチが御座いませんで失礼致しました。そういえば先日初めてお会いするお客様 『 話にオチがなくて面白くないと言われるのですが、どうしたら良いですか? 』 という御質問を頂きました。どこの馬の骨かも分からない初対面の私にそんな質問を投げ掛けてくださる時点で既に相当興味深いのですが、いかんせん深くて実質的な問いでしたので一旦保留。自分なりの答えが出たらここに書かせて頂くかもしれませんので、その時はどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

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