“ やっぱ / Diary829
3.2.2020


革ジャンってかっけぇ ” 。この場合はレザージャケットでも革のジャケットでもなく 革ジャン の呼称にて、格好良いでもかっこいいでもなく かっけぇ の表現にて、さも桜前線のごとく, 鮭の産卵のごとく, 流行り病のごとく, いやいやまさに流行り病でして熱病的に毎年定期的に欠かさず想っては適宜頭の中で呟くのです。やっぱ革ジャンってかっけぇ と。私は幾つかの区分にてそのような熱病的熱情の対象が確かに在ると想っておりまして、それは太古より遺伝子に組み込まれた感情なのではないかと本気で想っているものですから、例え時に硬かろうと重かろうと難かろうと革の求心力は否定することができず想いを留めることもできず、 “ 装い ” に目覚めたのが何十年前であろうとも, 今この瞬間であろうとも, 五十年後や百年後であろうとも等しい熱量で人々の頭を朦朧とさせ続けると想っております。それが遺伝子に組み込まれた感情であると。

 

実務的, 装飾的, 機能的etc. 革そのものにも様々ございまして、更には装いの形も様々ございますので一言で革ジャンといえど思い浮かべる姿は様々であることと想いますが、薄ぼんやりとした中で私にとって未だ想い浮かべるのが叶わない姿は、率直に申しあげまして未だ MY ワードローブにない革ジャンの装いは、テーラードジャケットなのです。

 

 

 

社会に属するうえで自身にとっても最も自分らしく居られる装いがテーラードジャケットであると自負していながら情けない限りなのですが、しっかりとアンテナを張っていながら未だ出逢い叶わないのが革のそれでして、定期的に各所で製作されがちな存在ながら、例えばコレクション・ブランドなどでは少々特別な製作区分にて, ランウェイには登場しないながらもそのコレクション全体におけるトップクリエイションとして限られた着数のみ製作され密やかに顧客の手元に渡るような存在だったりすることもあるものですから、革ジャンにおいて一定の目線を越えたテーラードジャケットの形は決して簡単に出逢えるものではないと想いますし、街を眺めていてもおいそれと視掛けるものではないかと想いますが、ウールでもカシミアでもコットンでもリネンでもない革によるテーラーリングと成りますと、良い意味で曲線構築や設計基準などの特異性は高まりますし、難易度も技術力も予算も高まるものですから、結果的に獲得することと成る姿形の存在価値は, 社会における際立つ様は, ( 相性次第では時に特に ) 特級の異質さを演出してくれる迫力は、 “ やっぱ革ジャンでかっけぇ ” 熱病の中でも特別な一つではないかと想います。

 

 

 




Uomo 始動初期時代に皮膚を現す区分にて製作された本品は、セブンティーズ西海岸的な空気感をレモンバタークリームの色調で静かに激しく彩り背面三カ所に優しさをそっと配置した、残酷なほどの強さと不思議な優しさと圧倒的な身勝手さが融合した、良い意味で皆様に等しく御推奨できない、だからこそパズルの一つとして収まった時に圧倒的なピースと成ってくれる、様々において真にピースフルな一着でございます。

 

 

 

 

 

70s Valeitino uomo lamb leather tailored jacket.

 

 

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