800 words / Diary088
26.12.2014

スタッフ募集のお知らせ

何度かご紹介させて頂いておりますが、1900年代初頭のオプティカルにおきましては金属装飾が一つのデフォルトとして行われていました。

 

それはプロダクト的文化の象徴でありアンティーク特有の持ち味であり、もちろん旨みであり。後世にも影響を与える ( 現代においては ) 非常に贅沢な要素と言えます。
そんな中で出会った本品はそれと真逆で真っ向勝負、非装飾のメタル・オプティカルで御座いました。

 

 

 

 

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新円を意味するラウンドフォルム。フレームは繊細ながらゴールドフィルドのメッキより100倍以上厚いコーティングが、静かで明確な “ 品 ” を遺憾無く発揮しています。

 

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兎にも角にもこの細さたるや。特に糸のようなテンプルからは尋常ならざる存在感が漂い、素晴らしいサイドフェイスを描いてくれます。ミニマムをとことん煮詰めた 『 線の芸術 』 がそこには在るのです。

 

 

1900年代初頭頃、一部のヨーロッパでは職人たちがこぞってセルフレームの細さを競ったオプティカル・カルチャーがありましたが、本品はそれよりも前の時代に作られた一品。実力の誇示が目的か、単純な趣向によるものなのかは明らかではありませんが、確実なのは上質である事、見紛う事無き高級品である事。それにはクオリティという名の目には見えない保証書が付属致します。

 

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少し前から “ 顔にフィットするサイズの感覚 ” が改められたのか、より正確なサイジングを求められる方が増え個人的には嬉しく思います。こちらはクラシカルでありオーセンティックではありますが、現代的にリモデルされた眼鏡のみをご覧になっている方には幾ばくか刺激的やもしれません。
しかしながらこれは Good サイズであり Great バランスであり、優れたミニマム・プロダクトである事は明白。少しでもご興味在られる方は是非 「 えいや 」と踏み込んで頂ければと。

 

線の芸術からはきっと逃れられないでしょう。

 

 

 

 

 

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early 1900s minimum optical

 

 

 

なんとなし文字数気にせず書いたら、案の定。

 

 

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