手元に関わる装身具 / Diary732
27.6.2019

この度は弊店都合により 11 日間に渡っての御休みを頂戴致しまして、大変に失礼致しました。期間中に幾人様かがドアの前までお越しくださっていたと当マンションの管理人さんから伺いまして、多大な御迷惑をお掛けしてしまったこと、猛省しております。また御問い合わせなどに関しましても順次御返信させて頂いておりますので、御人によってはもう少々御時間を頂かざるを得ませんことお詫び申し上げます。

 

先日の店舗運営の再開より手元を彩る新作群を御披露目させて頂いておりまして、私は以前より装身具の中でも手元に関わる存在を愛しているのですが、それは本当にかなり以前からのことですので最早きっかけを想い出すことが叶わず、しいて挙げるとしたら父から使わなくなった腕時計を譲り受けてからかなぁ といった本当に未成熟な時代からなのですが、どうしてかは分からないまま変わらぬ熱量でそれらを愛していたところ、確か昨年頃だったでしょうかとある読み物で “ 人の一生で自分が一番視る自身の身体の部位は手元だ ” といった記載を眼にした時、手元に関わる装身具を訳もなく愛してきた自分が私の中で腑に落ちました。

人の手は本当に美しい存在ではないでしょうか。美しさの概念は人によって異なることと想いますが、私はどんな手もそれぞれの方向に向かって, それぞれに等しい強さで美しいと感じます。優しい手, 綺麗な手, 力強い手, 儚い手, 枯れた手など、どれもが純粋に強烈に美しく、それらの所作には時に言葉に勝る説得力と表情に勝る表現力があるように想い、そんな手元と調和する繊細であったり, 大胆であったり, 無口であったり, 多弁であったり, 雄々しかったりといった装身具を目の当たりにすると、勝手ながら心から豊かな心持ちになります。

 

この度の新作群は 1864 年から 1980 年代までに分布しており、初めてしっかりと編集させて頂くメイカーピースの御用意も叶いました。繊細な品, 大胆な品, 無口な品, 多弁な品, 雄々しい品など存在としての着地点は様々ございますので、もし僅かでも御興味頂けましたら是非にと想います。誤解を恐れずに申しあげますと手元に限らず装身具の類はお手持ちになくとも生活において困ることきっと無いことと想いますが、しかしながらそれら装身具が在ることで得られる心の豊かさは何とも比べられず何でも測ることができないものである と信じて。

 

 

 

 

 

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