アイコニック・シャツプレイヤーの功績というより / Diary701
9.4.2019

 

ミシェル・ゴンドリー監督の自伝的映画に登場する少年ダニエルは終盤、いきさつによりセルフで髪を刈上げ街のスーパーで売っていた紳士シャツ(巨大)を着用しフランス田舎町を歩行する前方からのロングカット、イタリアメゾン18fwのショーのラスト、照れ臭そうに登場したクリエイティブディレクターが釦2つ程外して着ていたブルーのビックシャツ、引き続き脳裏に焼きついて離れてくれないウィリーガーソンの強烈な色気、袖丈の長さ、スモーキーグラス。昨年の今頃に綴らせて頂いたアイコニック・シャツプレイヤー達は上書きすることなく今年を迎えておりますし追加でブレイキングバッド主演のブライアン・ランストンを加えようと思っておりますがそういえば、昨年の今頃お客様と彼女様と18fwのショー登場クリエイティブディレクター例のお話をさせて頂いた際に彼女様が「彼ってお腹出てるからじゃない」と類するご意見を頂いてからなるほど、3分の2占めるスキンヘッドとシャツの相乗性を越える何かは恰幅か、と妙に納得致しましたがとはいえ、肉感と髭で着ることだけがシャツの全体ではないとロラン・ブリュネのカメラワークに背中を押して頂けた気がしましたし、ブライアン・ランストン演じるウォルターホワイトの神経質で完全を求める性格ながら決まってドロップさせるショルダーとバリエイション・シャツとコットンパンツとデザートブーツが演出なのか嗜好なのか分かりませんが気持ちよく着ている規律も純度99,1%を誇る低所得者向け覚醒剤開発よりグスタボ・”ガス”・フリングの異様さより印象に残ったフィギュアでして、とにかく4月というのはシャツに没入する頃合いなのか着たい欲望が細胞から活性されるのはいずれのアイコニック・シャツプレイヤーの功績というよりそう、昨年の今頃 “最良の資質” と題して綴らせて頂いたシャツ屋のシャツがエメラルドグリーン/ストライプだった記憶を1950年代ピンクベイジュ/ストライプの御縁である今年に憶い出しながら世界最古のシャツ屋のシャツを愛用されている御方共通感取と存じますが愛でる日々を続けますと “ シャルベである事を忘れる ” 凄味と申しますか背負う重みの無さと申しますか、1838年より一貫された エグゼクティブのための良い趣味 という提案にハッと致しますが、つまりブレイキングバッドはシーズン2より極上で御座いますし春陽の候、フランス産,シャツ屋のシャツに取り付かれた永い独り言で御座います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


New arrival, 50s Charvet cotton striped shirt

 

 

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