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1910s France / Diary687
18.3.2019

 


 

先日16日より御披露目させて頂いております弊社表現 “ 旋律 -Mutual Resonance and Interrelation- ” というのは音を横に結びつけて形成する線的繫がりと共鳴し合う意味性において、音に合わせて躍動するダンサーを捉える表現描写、空間、服、ヒトが共鳴し、線的な繫がりを持つ事でひとつの作品に創造される様子を総じて、ささやかながら命題にセッティングさせて頂いております。弊店としましてはお洋服またはヴィンテージ並びにアンティークの古き衣類を販売とすることを業とする手前、皆様の御心が少しばかりでも豊かに成る事を信じております心構えは、根も底も核も心にも変わらず、古き衣類を “今” を生きる皆様へお渡しする小さな橋渡しによって細くも強い “線” と成るならば、皆様と其の衣が線的繫がりで共鳴されるならば、勝手と承知しながらも心より,心より光栄に想いますし、その共鳴性が果たして皆様の心に豊さを齎すかは不明と分かりながら、お洋服の力を硬く信じて、社会全般へ失礼のないよう、ご迷惑を御掛けしないよう、引き続きの精進をして参りたい所存であります。

 

当日から御立ちより頂いた皆様、こゝろより、御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

2019年SS期を封切りさせて頂いてからわたくしの中で “ 1着の洋服を永く愛する ” さぞ月並みでその辺りに落ちていそうな言の葉を今まで以上に強く想うお洋服屋らしからぬ(多義において)心情にて桜の満開を待っておりますが、お洋服屋が口にする「永く着れますよ」ほど信用ならない文言はない、というのは女性からすると「愛している」を事有る毎に口にする男性諸君に閉口する例と良く似ている気はしなくも在りませんが、そのように疑い深い人生を送って参りましたのでわたくしも安易に口にはしない方向で努力致しておりまして、そもそも何において永く着れますと判断に至るのかは全く以て一概に謂えず、物理的な生命力があるのか、世間一般的な年齢相応理論に適するのか。さぞ月並みでその辺りに落ちていそうな “ 1着の洋服を永く愛する ” 心情に照らし合わせながら寝る前とかシャワー浴びながら考えを巡らせておりまして結局は “ 自身のユニフォームと出逢い、それが、 ” という少し考えれば出現しそうな自明論に行き着き、少し考えれば出現しそうな此の自明論を、大事にしながら、お客様の御手に触れた1着が、貴方様のユニフォームに相成るのだろうと拝見させて頂きましたら、迷わず、口にするよう努めさせて頂いております。「永く着れますよ。」

 

 

結局のところ然うだと思うのです。だって然うではありませんか、自身のユニフォームと認めた衣類を永く愛する深情は、完全的な個性に成り、完全的な個性となった衣類を、着続けた誰かが誰かによって紹介される何処かのマガジンペイジを魅力的に憶うのはきっと完全的な個性となった衣類が誰かのユニフォームとして永く愛されていると視えるから、そういった衣類がシルクだろうがレーヨンだろうがソルト&ペッパーだろうが直さない選択肢はおそらく誰か、にとっては御座いませんでしょう。最も強いヘヴィデューティー・ギアとは精神性を外して決して謳えない性質のように憶うのです。さて、どうでしょう。やはり1着の洋服を永く愛する方向性は捨てず護り続けたいものです。

 

 

 


 

さて、有り難い事に今シーズンは古き衣類に恵まれましたのでルックブック掲載品に加え2点のアンティーク・コートを御披露目させて頂きました中で最も簡素で最も、簡潔的な御姿を魅せる本作の登場は心震わせられる機会で御座いましたし、何と謂いますか、近年では決して見る事が叶わない表衣ゆえのエネルギーを感じずにはいられず、それはもうたっぷりと充電させて頂きました。
 
古きフランス・ムッシュの街着であり仕事着であり習慣着であった其れは外套というより快適着で御座いましたのでショートスタイルにシングルブレスト、手作業が多いワーカーのためにアームレングスが僅かに短い簡素な御作りが多くの芸術家・作家に愛された痕跡でAtelier coat=アトリエ・コートと称される表衣と存じますが、現在では再現困難と謂われる生地組成やテクスチャーは置きましても極限までコンパクトに設計されたカラーフォルム及び全体的なミニマリズム、手処理の多さに加えソルト&ペッパー全域まで伸びのある組織並びに専ら時代遡及としまして同区分初の時代獲得となる御姿が1910年代一切無駄のない設計痕という事で、花を添えて迎えたいと想います。

 

 

 


New arrival, 1910s French work atelier coat

 

 

SURR by LAILA 小林

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