Source & Maison / Diary004
10.6.2014

29  31 - コピー

 

 

現代を築いたファッションの歴史では、

男性の分野は縦の繋がりを顕著に魅せてくれ、力強く楽しませてくれますが、

“ソース” と “そこから生まれたメゾン” を共に並べる事で、

それらの対比や個々ポテンシャルを感じて頂く事を SURR by LAILA は好みます。

 

ベージュが99s Maison Martin Margiela 、カーキが80s Burbbery’s

シーズンを問わず、世界中で愛用され続けるステンカラーコートにも

そんな積み重なりを読み取る事が出来て楽しい。

 

 

作られた意図ゆえ、コットン×ポリなどのギャバジンで構成されるトレンチが多いですが

本品は大変珍しい Cotton 100%

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それによって生まれる軽やかな風合いや色調、表情などが

絶対的なバーバリー・トレンチを、一層特別な存在に。

 

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なんといってもカラーリングが素晴らしく、

カーキ、ベージュ、ブラウンなどを混ぜ合わせたようなニュートラル・グリーンが

見事な陰影と、色のコントラストを生み出します。

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これらを自分自身で噛みくだいた末に、

新しい解釈を思いついたデザイナーは、現在進行形で幾人といることでしょう。

マルタン・マルジェラも、その中の一人。

 

 

ハリのあるコットンの芸術的な立体感とはまた違った

柔軟なコットンの表情。

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残した要素と無くした要素と足した要素。

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全てはリスペクトに基づきます。

 

 

 

きっと彼も、デザイナーになる以前 (もしくはデザイナーになった以降も)

今回のバーバリーのような一着を愛用していたのでしょう。

愛していたからこそ感じる想いを、

自身のデザインに反映させたのではないかと思います。

 

 

デザインやディティールに意味があるからこそ、

時に、余計なことをする必要のない MENS スタイルの成り立ち。

尊敬に基づいた繋がりに気付いた時、ファッションの楽しさを再確認します。

 

 

ベースがあるからこそメゾンのオリジナルがあり、逆もしかり。

どちらが良いではなく、どちらも良いのは明確です。

 

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良いに決まっている逸品は、いつの季節でもご紹介したい心持ち。

それに昨日も、室内外や昼夜の温度差で

本当に辟易しましたので。。。

 

 

SURR by LAILA 福留

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