French modern military / Diary053
3.10.2014

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ミリタリーパンツと呼ばれるアイテムはその特性上、各国で様々なスタイルが作られてきましたので

ヴィンテージにおいては見事なまでに多彩なバリエーションが人々を楽しませ

デザイナーに刺激を与え続けています。

 

カジュアルな要素のものから本格的なものまでふり幅は広く、角度によって味わいが異なりますが

そのバリエーションゆえ、未だに未確認の個体に出会える機会も少なくありません。

 

今回ご紹介するのは “ 本格的寄り ” な一本であり、

背景を解き明かしきれない、初めて出会う一本です。

 

 

 

 

 

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所属はフランス軍でおおむね間違いございません。

しかしながら不思議なまでに別国の気配を各所に漂わせております。

それがなんともまぁ、最高にそそられるわけで。

 

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この生地感、縫製、パーツ使いが英国のロイヤルアーミーに酷似し過ぎているのです。

と申しますか、ほぼ同一。

フランス軍の名作, M47 に近しい要素もありながらどこまでもロイヤルなスペック。

非常に面白い。

 

こちらはフランス軍のトラウザーズでありながら、

イギリスのロイヤルを製作している工房で作られたと推測される一本。

当時としては、あまりない事ながらあり得ない事もない背景です。

 

 

 

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裾にバンドが付いておりますのでこのような表情も可能となります。

解放するとワイドストレート、絞るとシルエットが極端に変則的。

この見え方はずるいです。

ファッションを目的としていない、どこまでもファッションな見え方は、毎度ずるい。

 

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奥深い背景にはそそられますが、何より純粋に格好良いミリタリートラウザーズです。

古い年代による生地の風合い、屈強ながら繊細なディティール、屈強な佇まい。

 

数あるミリタリーパンツの中には、

モードスタイルこそ、ハイエンドこそ、大人こそ穿きこなすべき一本が有ると思います。

こちらは是非、その目線でご認識頂きたい特別なミリタリートラウザーズです。

 

 

 

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50s French military, trousers

 

 

かく言う私も、そんなモダン・ミリタリーに激しく心寄せる一人。

本物特有の “ 強さ ” を、フラットに取り入れるのが楽しくて仕方ありません。

常にリスペクトしつつ、楽しませて頂いております。

 

 

SURR by LAILA 福留

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